「宇宙から見える地球を、自分でカメラにおさめたい」
小さいころからカメラと一緒に冒険をする夢を描いていた少年は、どのように成層圏から地球を撮影することができたのか―。本作は、監督自らが4Kカメラを携え、ジェット戦闘機で成層圏に向かうドキュメンタリー作品。ジェット戦闘機の搭乗訓練に挑戦する様子、そこで繰り広げられるパイロットとの交流や友情、ジェット機が音速を突破する瞬間、そして成層圏からみた地球の美しさ―。貴重な瞬間を臨場感のある映像で伝えるために、ジェット機内には大小5台の4Kカメラを設置。さらにコックピットには4Kシネマカメラが持ち込まれ、美しい映像をHDRならではの迫力ある表現力でとらえている。撮影に使用したジェット機は、今なお高高度の気象観測などでも使用されている、ロッキード社製「F-104 -Starfighter-」。航空写真家の徳永克彦氏の協力のもと、その魅力を余すことなく記録している本作は、航空ファンにとっても必見である。
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