INTERVIEW8

いいものをつくりたいと
思っている人がたくさんいる。
挑戦し続ける ベンチャー精神を持った会社。

大橋 さゆり(オオハシ サユリ)

技術部門 アドバンスドプロダクション1部 ビジュアルイノベーション課

ソニーPCLとは

コンテンツ企画の魅力を引き出すのがソニーPCLの役割で、そこに向かって全員が全力で取り組んでいる会社だと思っています。皆、それぞれがより良いものを追求しています。

現在の仕事内容

私たちの仕事は、クリエイターやクライアントが実現したいイメージを、ビジュアル構築することだと考えています。
リアルタイムにインタラクティブな動きをするコンテンツをつくることが多いです。
今、主に担当しているのは、LEDウォールをつかったバーチャルプロダクションのシステム構築。撮影時にLEDウォールに映し背景として使用するオブジェクトを動かすギミックもつくったりしています。
また最近は、建築中のビルのエントランスに設置するインタラクティブコンテンツのシステム構築も担当しています。その場所にいる人の位置情報を使って、蝶や花びらなどのオブジェクトを動かす映像のインタラクティブ部分をプログラムしていて、センサー情報を取得して、取得した値を使用して映像の中のオブジェクトを動かすのですが、値を取得して情報を送るというシステムは他の方が担当しているので、最終的に全プログラムを統合した時に支障をきたさないように、仮のプログラムを自分で作成して何度もテストを行ない、現地で滞りなく仕事を進められるようにしています。

醍醐味や達成感がある瞬間

最初から最後まで携わった作品の完成版を見た時、そしてその作品がその後いろいろな場面で宣伝されているのを見た時に、自分の仕事が認められたような気がして、達成感がありました。
クライアントやクリエイターが撮影現場などで「こんなことができるんだ」と、感動している顔を一番近くで見ることができるので、その顔を目の当たりにした時、やってよかったなと思います。新しい技術を使っているので、制作は手探りで進む部分も多いです。いつも作品が完成して「嬉しい!」と思うのと同時に、「次はもっとこうしよう」という想いが湧きます。

成長を感じた経験

バーチャルプロダクションを使った映像作品を制作する時、自分が担当する役割が与えられたこと。私の担当する背景画については、私が一番理解しているので、質問にも自分で答えて、全部自分で対応する必要があります。
直接クリエイターやクライアントから質問を受けることが増え、自分で説明したり、システムを修正したりと、スタッフの一員として責任感が出てきました。

今後の挑戦、夢

最先端のデバイスを使って、インタラクティブコンテンツをつくりたいです。
普段は、クライアントが考える企画やイメージがあって、それを技術でどう実現するのかという仕事が大半ですが、私から技術でできることを提案し、その技術ならではの映像をつくることができたらおもしろいです。
MRや3Dでエフェクトを出して、なにか仕掛けを施してみたり、見たり触ったりすることができるようにしたり、自分でそういうことができたらいいなと思っています。

職場の雰囲気

ひとつの案件にチームで取り組みつつ、役割分担し、作業自体は個人単位で進めます。
わからないことがあると、チャットなどで気軽に聞いていますが、1聞くと10返ってきます。「人手が足りなかったら行こうか?」など、お互いの状況を気にしながら皆動いていることもあり、とてもチームワークの良い部署です。
夏に大型案件がありとても大変だった時に、「今後もこの制作体制で良いのか」と意見をぶつけあう会議がありました。今考えるとでしゃばりすぎたところがありましたが、先輩方は2年目の私の意見にも耳を傾け、そこにいる皆の考えを受け止めてくれました。その上で方針を決めてくれたことは、とても印象に残っています。

プライベートの過ごし方

休日は読書や映画鑑賞をしたりして過ごしています。
あとは、美術館や博物館など話題の企画展へ足を運ぶことも多いですね。
最近はミイラ展に行きました(笑)。

私がソニーPCLを選んだ理由

インタラクティブコンテンツをつくりたかったので、それに挑戦できる環境だったということは大きいです。
あとは、最新技術を使ってコンテンツを創造する、新しいことに挑戦しているベンチャー精神を持った会社だと感じて、そこに惹かれて入社しました。

バーチャルプロダクション技術を使用した撮影現場で働く様子

学生へのメッセージ

新しいことが好きな人、研究が好きな人には最高の環境なんじゃないかと思います。どんなことでも、相手の意見を聞き流さず興味を持って耳を傾けてくれる環境があり、それを実現するために一緒に考えてくれる人達がたくさんいます。
幅広い知識が必要になるので、興味の幅が広い人にも向いています。私も勉強中ですが、カメラの知識とかゲームエンジン、プログラミングの知識などは大いに役立つし、そういった知識があればいろいろな仕事を担当することができる。それが面白いところだと思っています。そういう人とぜひ一緒に仕事がしたいです。そして、助けて欲しいですね(笑)。

1日のスケジュール

10:00

勤務開始/テレワークor出社
撮影などの現場作業がある日は、直接現場へ向かうことが多いです。
到着した後は、まずカメラなどの機材を立ち上げます。
※テレワークor出社は、その日のスケジュールに合わせて自分で選択

10:30

現場調整・確認
翌日の撮影のためにアセットの調整・確認を行ないます。

12:00

昼食(1h)

13:00

社外打ち合わせ
クライアントと次回の撮影について話し合います。

14:30

撮影最終確認
現場スタッフと、当日の撮影の流れについて最終確認を行ないます。

15:00

撮影リハーサル

18:00

社内打ち合わせ
現場スタッフと、翌日の撮影のスケジュールや流れについて確認を行ないます。

19:00

業務終了